最近、マツダのディーゼル車が素晴らしい活躍を続けています。
軽油で20km/l以上走るケースも。千葉県某所の軽油1リッター85円の現在価格(2015年10月某日)を考えると、ハイブリッドカーを凌駕する程の低燃費っぷりです。
そんな軽油ですが、「ディーゼル用」という当たり前の知識が教習などで教えられないことがある為か、またセルフスタンドの普及の為か、近年「ガソリン車(レギュラー&ハイオク)」に入れちゃった!!という初心者のミスが少なくありません。
そもそも「軽油」とは
原油から精製される石油製品の一種で、主にディーゼル車を走らせる為に用いられます。
要するにディーゼル油です。
生成方法が違い、沸点が通常のガソリンより高く、高温高圧だと良く燃えるという特徴があります。
今回紹介する動画は、軽油の燃焼による火災の危険性というマニアックな動画(笑)
熱が上がってきた動画7分ごろから激しく燃えます。なんかマグマみたいに噴き出してる・・・
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ディーゼル車には、高圧縮の高温吸気に軽油を直噴します。この仕組みだと自然発火する為プラグ不要です。
そして爆発的なトルクを発生させるわけですね。
軽油が安い理由
産業用燃料として位置づけられており、税金負担が軽いのです。
また、大口は更に安価に購入します。日本を支えているバス・トラックは軽油頼みの部分も多いです。
逆に言えば、日本のレギュラー・ハイオクはかなりの税率。この差が値段差といってもいいでしょう。
(税抜きだと1Lあたりの価格は軽油のほうが高いという話も)
何故軽油という名前で呼ばれるのか
重油に対して、軽油と呼ばれています。(重油は重粘質)
これがセルフスタンドで使われると、初心者は「軽自動車用の燃料」という勘違いを起こし、車両を故障させます。
新車の原付や軽自動車が修理直行という話は、珍しくないです。私も実際修理車両を目撃したことがあります。
海外の呼び名と、日本での対策
英語圏では「Diesel」でディーゼル燃料を意味します。
日本でも近年の誤注入から対策が施されるようになり、「ディーゼル」「ディーゼル油」と表記しているメーカーも。
しかし、一般的には「軽油」です。
こればかりは単語の問題なので、「教習所で必ず覚える項目」にするか、ガソリンスタンド側の表記を変更するしかありません。
たしかに軽油=ディーゼルという常識と考えていましたが、どこかで教えるとしたら人に聞くか教習所ぐらい。
殆どセルフスタンドになった今、やはりディーゼル用だとわかる表記が必要なのかもしれません。