よく「すぐバラせてすぐ組める」と言われることのあるロータリーエンジン。
たしかに、エンジンの軽さや構成部品のシンプルさは魅力的ですが、それだけでは組めないのが現実です。
OH動画の方は長いので、是非時間がある時に見て頂ければと思います。
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工程は↑の動画のようですが、現実は色々と難関が立ちふさがります。
Fullboostさんの動画紹介ですが、ポートチューンに手を出しています!只者では無いですね・・・・・
パーツの調達が予想を超えた難しさ DIY=安く済むではない
また、通常のレシプロよりパーツの調達が厳しい面があります。
なんといってもローター(おにぎり)。レシプロのピストンの様に社外品がそうそう作れるものではありません。
マツダ純正に頼ることになるのですが、2ローターを組む際に問題なのがバラつきが多い点・・・・・
近い重量のローターを2つ揃えるには、業者の様に大量に購入してその後重量が揃ったローターを組み付けるのが現実的です。
そうなると、やはり専門ショップから譲ってもらう等のルートが必要になります。
アペックスシールも同様。バランスよく組むには、相応の出費が必要です。
DIYは難易度大! バラすより、組み付けるのが難しい
工具でまず初期投資・・・・・長く使えるのでそれなりの価値はありますが、金銭面ではなく「今後もロータリーと付き合い続ける根性」が必要となってくるでしょう。
バラしても、組み付けるのが大変というのは、この工具の使用(コツ)や規定トルク、組み付けに関するノウハウが必要になってくる為です。
組むには組めました・・・しかし、ロータリーなどクリアランスやポート等の独自の知識が必要な場合は、何度も組み付けた方のノウハウが凄く生きます。
レシプロと同じかそれ以上、、、チューナーの腕がわかれる部分です。
回数を熟してロータリーマスターになりたい!という方は、本格的にDIYを始めるのも良いかもしれません。(但し、設備その他も大変です)
DIYでハイチューンエンジンを組むのは困難??
レシプロでも同じですが、ロータリーでは特に馬力アップ仕様を自分で組むのは至難の業でしょう。
素晴らしいエンジンではありますが、かなり高次元のバランスを求められるエンジンです。それが破たんするとすぐブローしてしまいます。
バランス取り等のノウハウを持っている人が少ないので「この部品だけバランス取ってください」というのも中々難しく・・・・
勿論、DIYを応援してくれるショップではそのような要望に応えてくれる場合もあるとは思いますが、実際は素人にはお勧めし辛い部分もあるでしょう。
特に高馬力、高次元のバランスで成り立つようなエンジンを組みたい場合は、数を熟した匠にお願いするのがベターです。
ショップ選び(チューナー選び)が特に影響するエンジンです。
ある部品で組むことはできるけれど・・・・・
結局、耐久性やハイチューンを目指すとレベル差がはっきり分かれます。
しかし、プライベーターとしで中古エンジンを組んで、回数を熟し、それを趣味としてロータリーを愛していくのは悪いことではありません。
当然回数を熟したり、ロータリーのプロ等から助言を頂きながら作業を積めば上手くなります。
結論を言うと、「ロータリーエンジンのDIYは厳しいけど可能、しかし安上がりさせる為のDIYは不可」といった具合です。
厳しいと言う方が殆どですが、実際に何度もDIYでトライしている方もいます。
(※できることなら、ノウハウを持った方と一緒に作業できると尚良いでしょう。)
作業をして愛着を持つ・・・・こういったところにもたしかに車の楽しみは存在するでしょう。
ロータリーマイスターになりたい!そんな方は、どんどん経験を積んでいく必要がありそうです!
しかしその他にも懸念が・・・・・最大の懸念点は、今後もパーツが供給されるかです(;´Д`)既に旧車ロータリーがやばい・・・
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